肥満体テーラードジャケット編を公開しました!

    

12~0drop

メンズ技術大百科 肥満体テーラードジャケット パターン作成編を公開しました。

いつも短編を公開する時はサラリと「興味のある方はどうぞ」と書いてしまうのですが、今回の短編は本編と同等のページ数で、且つ重要な技術なので少し思う所を書こうと思います。

肥満体の技術は何故重要なのか?

  1. オーダーの仕事をやっていきたい。
  2. 個人的に頼まれた服を作りたいけど、頼んだ人が太っていた。
  3. いつもグレーディングをソフトに任せっきり。

「肥満体の技術を高めたい!」と思うのは、主に1と2の場合だと思います。

直接お客さんと接する人に肥満体に対応する技術がなかったら、「あなたの服は作れません」とお断りするしかありません。できる技術の範囲が狭いとお互いに気まずい思いをします。

そんな風にならないように、日々体型を研究したり、先輩に教えてもらったりすると思います。

しかし、大企業に勤めている、グレーディングをソフトに任せている、という場合はちょっと事情が違います。

大企業の場合、グレーディングは専門部署に丸投げする場合が多く、元パターンを作成した人がその後どのような形でグレーディングが行われているのかわからない事がほとんどです。

そして私が知る限り、体型グレードは結構適当です。普通体からサイズ展開しているだけ。

こうして出来上がった服を着る人は素人さんなので、「どこがどう合わないか?」を説明することができません。

そしてこう思うのです。

「どうせ自分の体型に合う服なんて無いから仕方ないか。」と。

そう、服を着た人に「満足」を与えられていないのです。

もちろん既製服には限界があります。人によって肉の付き方も違うので、100%フィットする服を作ることは出来ません。

大企業の一部署で普通体のパターンを作成している人にどうこう出来る問題でも無いと思います。

ですが、常にお客さんに「満足感」を与える為に、技術の習得をし続けて欲しいのです。

直接お客さんと接しないからこそ、この姿勢が重要だと考えています。

肥満体テーラードジャケット編は私が長年培ってきた生のデータで作られています。

肥満体テーラードジャケット編には、12dropの肥満傾向体型から、0dropの超肥満体まで、各体型の参考サイズを記載しました。

これは技術者としての経験値がないと出てこない重要な数値です。

もちろんこの参考サイズが全ての体型に当てはまるわけではありません。

同じ体重でも激しい運動をしながら太ったお相撲さんと、何もしないで食っちゃ寝して太った人とは体型が全然異なるからです。

あくまで参考サイズですが、今後肥満体を学ぶ上での大きな足がかりになると思います。

肥満体テーラードジャケット編では、

体型差

お腹の出具合による肥満度の出し方の違い
体型差によるアームホールの縦横のバランス 等

ディティールのバランス

ダーツや胸・腰ポケットの位置 等

が学べます。詳しくは販売ページの目次をご確認ください。

いつ必要になるかわからない、あらゆる事を想定して技術を蓄えておく。

今の自分に必要ないと思う事は、積極的に学ぶことはないと思います。

しかし、技術の範囲が狭いと、できる仕事が限られてしまいます。

「私は普通体専門です」

それは普通体しか出来ないと言っているようなものです。

フリーランスのパタンナーであれば死活問題です。

中小企業の場合も急に肥満体をやる時が来るかもしれません。

大企業の場合も急に配置転換があるかもしれません。

必要になってから勉強するのでは遅すぎます。技術は蓄えるだけ蓄えておき、あらゆる要求に対応できるように備えておくものなのです。

格好良いものだけが服じゃない。

我々技術者の使命は「色々な体型の人に喜んで服を着てもらう事」です。

見た目だけ格好良い服は誰でも作れます。でも本当に必要なのは、”その人の体型に合った服を作る”という事です。

カッコイイ体型の人がカッコイイ服を着ればもちろんカッコイイです。

でも体型にコンプレックスを持った、「服を諦めている人」にピッタリ合った服を提供する。

その結果その人がカッコ良くなって、

「ありがとう!」

と笑顔で言ってくれたらどうですか?

最高に嬉しくないですか?

そんな想いを込めて作ったのがメンズ技術大百科 肥満体テーラードジャケット パターン作成編です。

あなたの技術の引き出しを増やすために、是非お役立てください。

メンズ技術大百科 肥満体テーラードジャケット パターン作成編 詳細はこちら

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